ソフトウェア開発支援システムSDSSにおけるCASE統合化
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概要
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マイコン組み込みシステムのソフトウェア開発において,開発の作業標準は定められていたが,成果物と直接つながらないため,普及はあまり進まない状況にあった.特に開発ドキュメントの作成は,従来から手作業が主体で,プログラミングやテストの作業とは遊離していた.設計工程からテスト工程までの一貫支援によって,開発作業標準の普及とドキュメント作成の効率化をはかることをねらいとして,ソフトウェア開発支援システムSDSS(Software Development Support System)の開発を行った.5年間にわたり,SDSSの現場への適用評価と,改良開発を繰り返した.その結果,延べ300ユーザ数,ピーク時で83プロジェクト,100ユーザ数の使用実績を得た.さらにNIST/ECMAが提唱するCASE標準化に基づき,SDSSと市販ツールの融合連携による,CASE統合化システムを開発した.その結果,適用プロジェクトに固有のツールとSDSSツールの組み合わせを,少ない工数で実現できた.またCASE統合化技術の中で,SDSSをアプリケーション・ツールとして組み込み可能とし,将来への拡張性を確保した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-01-15
著者
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藤井 諭
松下通信工業(株)技術本部
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藤井 諭
松下通信工業(株)
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中村 智法
松下通信工業
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千葉 雅弘
松下通信工業(株)技術本部
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高柳 雄一
松下通信工業(株)技術本部
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千葉 雅弘
松下通信工業株式会社
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中村 智法
松下通信工業(株)技術本部
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