HAL: 論理シミュレーションマシンの評価
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概要
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本論文は汎用計算機のCPU, ファームウェア, キャッシュ, 主記憶を含めた装置レベルの論理シミュレーションを高速に実行する専用マシンHALについて行った評価について論じている. 実際に装置開発現場において使用される実際のモデルをHALで動作させ自作したハードウェアモニタを用いてデータを収集した. 2つの異なるモデルを用いてシミュレーション速度を計測した結果プロセッサ台数を増した時それにつれてシミュレーション速度も向上することを確認した. HALはイベント駆動・ゼロ遅延シミュレーションアルゴリズムをすべてハードウェアで実現し並列処理及びパイプライン処理を行うことにより高速化を実現した. HALのシミュレーション性能を規定するイベント率, プロセッサ稼動率, イベントローカリティなどのパラメータをハードウェアモニタで収集しモデルの動特性を解明しシミュレーション性能との関係について分析を行った.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1985-11-15
著者
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大森 健児
法政大学経営工学科
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小池 誠彦
日本電気(株)C&Cシステム研究所
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佐々木 徹
日本電気コンピューター技術本部
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野水 宣良
日本電気(株)コンピュータ技術本部
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佐々木 徹
日本電気(株)コンピュータ技術本部
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小池 誠彦
日本電気(株)
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小池 誠彦
日本電気(株) C&cシステム研究所
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小池 誠彦
日本電気 C&cシステム研
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