5種類のコードを用いてプログラムを記録する非VM型中間語ildの開発
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概要
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多機種上で実行するための中間語"ild"を開発した.ildは仮想マシンの機械語ではなく,プログラム記録用の低水準言語である.中間語プログラムサイズの縮小と簡明な実行環境の実現を目指している.1コードは1バイトであり,値により数値コード,参照コード,操作コード,領域コード,型コードの5つに分類される.型コードは基本データ型などを指定する.多くのプログラミング言語と同様に,ildではプログラムは関数の集まりとして構成される.関数の変数宣言に対応する情報として,ildでは型コードの列がある.ildでは参照コードがソース上の特定一変数に対応し,また参照コードは型コード列へのインデックスである.演算単位を"句"と呼び,句は操作コードで始まる.ソースプログラムの実行文"A=B", "A=A+6"は,ildでは"=AB", "+A6"と記録される.ここで,"="と"+"は操作コード,"A"と"B"は参照コード,"6"は数値コードである.型コードにはポインタ型があり,複雑なポインタチェインを簡潔に記述できる.これらの効率的記録法により,オブジェクトサイズがJAVAバイトコード比半減する見通しを得ている.(平成15年10月14日発表)
- 2004-05-15
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