静的解析を用いたXMLアクセス制御

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概要

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XMLデータベースに対するアクセス制御ポリシーでは、アクセスの対象を指定するためにXPathなどのパス表現を用いることが多い。しかし、そのようなアクセス制御ポリシーは、XQueryのエンジンにとっては負担となる。この負担を軽減するために、我々はXMLアクセス制御のための静的解析を提案する。アクセス制御ポリシー、検索式、および、スキーマが与えられると、静的解析は、この検索式がスキーマでは許可されるがアクセス制御ポリシーによっては隠蔽される要素や属性にアクセスしないと保証されているかどうか決定する。静的解析は、実際のデータベースに対していかなる検索式をも評価することなく実行できるので、実行時の検査は、静的解析は決定できなかったときにだけ必要となる。我々は、XQueryのための静的解析のプロトタイプを実装し、実験によってその有効性を示した。
社団法人情報処理学会の論文
2003-07-17

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