必須処理付きセキュリティポリシーのためのアクセス制御モデル
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概要
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従来のアクセス制御モデルでは、アクセス制御規則に基づいた評価の結果として、アクセスの許可/拒否の二値を返すものとして定義されてきた。しかし、昨今のインターネットアプリケーションではより柔軟なアクセス制御規則を必要とするものが増えている。本稿では二値に追加して必須処理という捕捉情報も返すモデルを提案する。「アクセスは許可、ただし定められた必須処理(ロギング、暗号化など)を実行しなければならない」のようなセキュリティポリシーを記述することができる。提案方式の定式化を行い、グループなどの木構造上で定義された必須処理付きセキュリティポリシーに基づき、与えられたアクセス要求に対して必須処理を計算するアルゴリズムを示す。提案モデルを用いて、企業におけるセキュリティポリシーが的確に表現できることを具体例を用いて説明する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-07-18
著者
-
工藤 道治
日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所
-
羽田 知史
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所
-
工藤 道治
日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所
-
工藤 道治
日本アイ・ビー・エム 東京基礎研
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