サイバーレール研究会活動報告

概要

論文の詳細を見る
今後の交通機関が取り組むべき最大の課題は、利用者があらゆる交通機関(鉄道、自動車、航空、船舶、等)をストレスなく、シームレスに利用できるような環境整備にあると考えられる。現在、交通のさまざまな分野で進められているIT利用の様々な取り組みは、多様化する利用者ニーズに対応するための次世代交通機関の実現を目指すものと考えられる。しかし、真に利便性の高いサービスを利用者に提供するためには、単一モード内のIT化にとどまらず、モードの枠を越えた情報の連続性、一貫性の確保と相互運用性の実現が望まれる。鉄道総研で検討している「サイバーレール構想」はITSの公共交通サービスの位置付けであるため、現在は旅客の位置や移動行程の情報に基づく状況依存型の情報提供サービスの検討を中心に行っているが、ドライバーや歩行者対象にすでに実現、あるいは検討されている各種情報サービスとの連携も含め、一貫性のある利用者サービスの実現もスコープに入れている。我々は、この分野に関心を持つ有志を募り、昨年7月に「サイバーレール研究会」を設置し活動を進めてきた。本報告では研究会の昨年度活動内容と今後の活動予定について紹介する。
2002-11-28

サイバーレール研究会活動報告

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク