味覚感度に関する研究(第2報) : 短大生と一般人の味覚感度の比較
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概要
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本学学生と,文化祭に来学した一般の方を対象に,味覚感度検査(五味識別検査,閾値検査),異なるだしで作成したみそ汁の識別,嗜好検査を行った結果,以下のことが明らかとなった。1.五味識別検査の正解数は,学生,一般人ともに3.5前後であり,有意差はなかった。性別と学生と比較すると,学生がわずかに高かったが,有意差は認められなかった。2.五味を味別(甘味,塩味,酸味,苦味,旨味)で正解率を比較すると,甘味,塩味の正解率は高く,酸味の正解率が有意に低かった。3.塩味,甘味の識別閾値は学生が有意に低く,感度が良いことがわかったが,塩味の認識閾値は1年生が有意に高く,甘味の認識閾値は,すべての群で高値であった。4.3種のだしで作成したみそ汁の識別については,学生は半数以上が識別できた。5.3種のだしで作成みそ汁の嗜好は,1年生,2年生,10才代では,ほんだしでのみそ汁が好まれ,他の2種のみそ汁と0.01%の危険率で有意差が認められた。
- つくば国際短期大学の論文
- 2004-08-31
著者
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