木材切削に關する研究(第1報)
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概要
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本論文は旋盤に於て木材を切削する際種々の條件に因る切削力の変化、竝にこれが關係を見出したものである。測定に使用した装置は新案S.E.M.式工作機械用刄物試験機で刄物に働く3分力を同時に測り、且これを記録し得るものである。著者は我國工場に於て汎用せらるゝ木材に關し切削速度、切削面積、送り及切込みの深さ、髄心よりの距離、刄物の切削角、木材の剪断破壊内力、乾燥度等と切削力との關係を見出したのである。本實験に於て切削速度は切削力と關係なき事を確め又金屬の切削の場合と異り横働力は時に負の値を示す事を知つた。且年輪切断数大なる場合には等しき切削面積に於ても大なる切削力を有することを確め得た。
- 社団法人日本機械学会の論文
- 1934-07-01
著者
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