傳熱率測定器の寸法に依る誤差に就て
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概要
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中等程度以下の傳熱率測定の際用ゐられる比較法竝に週期的熱流を用ふる方法の二法に就で試料、測定器の寸法と側面影響、背面影響を調べたものである。(A)比較法に於ては誤差の最這入り易い場合、面の大さと厚さが中央の温度傾斜線に如何に影響するかを計算し、普通の場合に就ては中央のみならず其附近の温度傾斜線と面の大さ、厚さとの關係を計算及電気槽實験に依り求めた。(B)週期的熱流を用ふる方法に於ては側面影響は面の大さ、厚さのみならず實験に用ふる試料の温度拡散率竝に温度波の週期に左右せられる事を示し、背面の影響も同様、寸法、拡散率及び週期に支配され、二つの最悪の場合を生ずる事を示した。側面、背面両効果は主に試料の中央部に如何に影響するかを調べたのみで中央附近に就ては計算を行はなかつた。
- 1932-04-01
著者
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