日本の喘息児におけるゴキブリアレルゲンに対する感作状況
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概要
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クロゴキブリアレルゲンに対する感作状況を調べるため, 喘息児171名のゴキブリに対する IgE抗体陽性率と家庭内のゴキブリ主要アレルゲン量を測定した. 喘息児171名のクロゴキブリおよびチャバネゴキブリとダニに対する IgE抗体をCAP法で調べたところ, 喘息児の特異IgE陽性率はクロゴキブリ16%, チャバネゴキブリ9.9%とダニ85%に比べ, 低かった. ゴキブリアレルゲンは10軒中8軒にみられた. 居間, 台所, 寝具のゴミ中のゴキブリアレルゲンは台所で最も高かったが, いずれの場所でもダニアレルゲンに比べ, 低かった.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1994-11-30
著者
-
武藤 敦彦
日本環境衛生センター
-
井上 栄
大妻女子大学家政学部
-
田中 生男
Department of Environmental Biology, Japan Environmental Sanitation Center
-
安枝 浩
国立相模原病院臨床研
-
井上 栄
国立予防衛生研究所
-
赤坂 徹
国立療養所八戸病院
-
田中 生男
Department Of Environmental Biology Japan Environmental Sanitation Center
-
田中 生男
日本環境衛生センター環境生物部
-
阪口 雅弘
国立予防衛生研究所
-
岡部 俊成
日本医科大学付属多摩永山病院小児科
-
宮沢 博
杏林大学保健学部
-
赤坂 徹
日本環境衛生センター環境生物部
-
武藤 敦彦
国立療養所盛岡病院小児科
-
田中 生男
国立療養所盛岡病院小児科
-
Wu Chii-Huei
Department of Medical Research, Taichung Veterans General Hospital
-
Chapman Martin
Department of Internal Medicine, University of Virginia
-
Schou Carsten
ALK Research
-
安枝 浩
国立相模原病院
-
田中 生男
日本環境衛生センター 環境生物部
-
宮沢 博
杏林大学保健学部臨床検査技術学科
-
田中 生男
日本環境衛生センター
-
武藤 敦彦
財団法人日本環境衛生センター環境生物部
-
Chapman Martin
Department Of Internal Medicine University Of Virginia
-
Wu Chii-huei
Department Of Medical Research Taichung Veterans General Hospital
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