大阪市における児童の屋外遊びに関する調査研究
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概要
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子どもの遊びの変容,とりわけ外遊びの減少,欠損化が問題にされてすでに久しい。本研究は,我が国の代表的過密大都市である大阪市の4,5,6年生児童1,863名を対象に,質問紙法により「遊びの調査」を実施し,最近の都市児童の屋外遊びの実態を主に「時間」「空間」「集団」の三条件と児童自身の遊びに対する考え方(価値観)の四つの側面が明らかにしようとしたものである。その結果,大阪市内の児童の屋外遊びは,時間,空間,集団のどの条件をとっても制約を受けており,予想以上に遊びの環境条件が悪化している事実が明らかとなった。The purpose of this study was to analize“Survey on Outdoor Playing Activities of Elementary School Children”in Osaka City(the second big city in Japan)from a point of view of the“time”,“space”,“play group”and“children's worth for play”.The data was collected from 1,863 children of the 4th,5th and 6th grades of five elementary schools in Osaka City by questionnaire method in 1984.As a result from this study,it was clear that the factors of the“time”,“space”and“play group”of elementary school children's outdoor playing activities in Osaka City were remarkably restrected and the children's worth for outdoor play had been gradually negatively.
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