Bleomycin の末梢リンパ球染色体におよぼす影響 特に細胞周期および薬剤濃度と染色体異常頻度との関係について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
人末梢リンパ球を培養し, 培養期間中の各時期にBleomycinを作用させ, 出現する染色体異常の種類とその頻度を観察した.1.0μg/mlのBleomycinを0-22時間に作用させた群では, 多数の染色倉体型異常の他, 無動原体染色体および二動原体染色体などの不安定型染色体異常および異数性細胞が多数出現した.24-50時間作用群では, 染色分体型異常は多数出現したが, 不安定型染色体異常および異数性細胞は少数見られたのみであつた.46-50時間作用群では, 大部分が染色分体型異常であつた.全培養期間中に作用させた群では, これらの全ての異常が多数出現した.1細胞当りの異常数は, 24-50時間作用群で最も多く, 以下0-22時間作用群, 46-50時間作用群の順であつた.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1974-09-01
著者
関連論文
- 434 子宮内胎児発育遅延および胎児仮死症例における胎児血流の評価 : 血流量のPulsatility Indexと最高流速のPulsatility Indexの比較
- 絨毛癌との鑑別が困難であったhCG産生子宮頚癌の1例
- 48 超音波断層法による子宮体癌の大動脈周囲リンパ節転移の術前診断
- 44 進行および再発子宮頚癌に対するCarboplatin、Ifosfamide、Peplomycin併用化学療法の検討
- 高齢者の術前・術後管理(今月の研修コーナー)
- 36 子宮頸癌手術不能例の放射線, 化学療法の効果判定における経直腸的超音波ガイド下針穿刺細胞診の有用性
- 32 超音波断層法による子宮頸癌骨盤内リンパ節転移の術前診断
- 非定型的な組織像を示したgranulosa cell tumorの1例
- 子宮体癌pT2症例に関する臨床的考察
- 子宮頚癌の補助的化学療法に関する研究--国立病院癌化学療法共同研究の10年の成績
- 私の行っている悪性卵巣腫瘍の治療法 (悪性卵巣腫瘍) -- (私の行っている悪性卵巣腫瘍の治療法)
- 370 子宮体癌II期症例に関する臨床的考察
- 100 子宮頚癌における放射線治療効果判定法 : 経時的経直腸超音波ガイド下頚部針生検細胞診の有用性
- 93 超音波ガイド下針生検細胞診による腹大動脈リンパ節転移巣の治療効果判定法
- 経皮的超音波ガイド下針生検細胞診による腹大動脈および骨盤内リンパ節転移の診断
- 321 子宮体癌患者の術後放射線治療に関する臨床的検討
- 原発性卵管癌 : その臨床像と進行期分類の問題点についての検討
- Bleomycin の末梢リンパ球染色体におよぼす影響 特に細胞周期および薬剤濃度と染色体異常頻度との関係について
- Radiation Protection by 2-mercaptopropionylglycine in Mice
- 97. Glutathione の放射線防護作用と子宮癌患者に対するその臨床応用について
- 8. 子宮頚癌治療の補助療法としての化学療法の評価
- 170. 頚管妊娠の診断と治療に関する一考察
- 57.X線写真のフィルムアレの研究(第1報)測定の定量化
- 262. XXiso性染色体構成を示したOvarian Dysgenesisの1例について (III 完全症例報告)
- 妊婦ならびに新生児大便中のCampylobacterおよびSalmonella菌
- 142. 本院における過去5年間の妊婦ならびに新生児大便中のCampylobacterおよびSalmonella菌の保菌率について : 第25群 感染症 III
- 62. 妊娠と糖尿病について(第3報)
- 110.自動露出遮断方式の検討
- 89.X線撮影の自動化についてその4自動化におけるるX線装置その他の問題点
- 87.X線撮影自動化についてその2撮影条件表と装置の検討
- 86.X線撮影自動化についてその1自動化と機械化
- 201. 子宮頸部初期癌に対する縮小手術適用の問題点 (Ib"occ"症例の解析)
- 295. 子宮頚部腺癌に関する臨床的考察 : 第51群 悪性腫瘍 VI
- 東海村動燃の微量放射能事故の健康影響についての見解
- Hematopoletic Stimulation and Radiosensitivity in Mice
- 147. 先天股脱生後成立の予防
- Physical Basis of RF Hyperthermia for Cancer Therapy (2) Measurement of Distribution of Absorbed Power from Radiofrequency Exposure in Agar Phantom
- 重複奇形の1症例
- タウリンの放射線防護作用についての実験的研究
- Comparative Studies on Protective Effect of Various Sulfhydryl Compounds Against Cell Death and DNA Strand Breaks Induced by X-Ravs in Cultured Mouse L Cells
- A Comparative Study on the Restoration of Radiation-Induced Damage in Mice and in Cultured Mouse L Cells
- Radiobiological Studies on Cultured Mouse Bone Marrow Cells in vitro
- 受精卵における染色体異常の成因:放射線と薬物 : 配偶子における染色体異常の成因
- 43〕 補償カセッテ及び増感紙による撮影について
- 71.同時多層撮影法について
- 70.同時多層用増感紙の特性について
- 84.X線撮影時における静電カブリ : 主として高速撮影法による
- 57.増感紙によるX線写真管理の研究
- 63〕 X線活動写真撮影について
- 54〕 拡大断層撮影法について
- 72.同時多層撮影法に就いて
- 41.拡大間接撮影法の研究 : 第I報
- 40.直接拡大撮影法に就いて : 第I報
- 高圧撮影法に関する技術的並びに臨床的問題
- X線の医学への新しい応用に就て
- 2. 妊娠と糖尿病について 第2報 (昭和45年臨床大会講演要旨)
- 31. 妊娠と糖尿病について (第1報) ( 第I群 産科領域)
- 131.子宮頚癌の手術または放射線治療に制癌剤を併用した症例の5〜10年成績への影響 : 第25群 子宮頚癌 治療 その3
- 高齢者子宮頚癌の治療成績
- 性染色体モザイクと表現型 : XO/XYの2症例を中心に
- Chromosome Aberrations of the Peripheral Lymphocvtes in Rabbits Expcsed to Single and Fractionated Whole-Body X-irradiations
- 長Y染色体と先天異常
- Biological dose estimation by means of radiation induced chromosome aberrations in human blood
- 高齢子宮頚癌患者の治療と問題点 (子宮癌登録委員会懇話会) -- (高齢者子宮頚癌における治療の限界)
- 40.制癌剤の作用機序に関する細胞遺伝学的研究 : 第8群 子宮頚癌 基礎
- 29. 放射線治療と染色体異常 150R 1回照射呉の末梢リンパ球染色体異常の推移
- 153. 放射線治療と染色体異常
- 子宮癌患者に於ける放射線治療期間中に出現する末梢リンパ球染色体異常の推移とその意義特にリンパ球の細胞動態について
- 141. 子宮癌患者に於ける放射線治療期間中に出現する末梢リンパ球染色体異常の推移とその意義 (昭和45年臨床大会講演要旨)