高エネルギー素粒子反応と複合模型
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概要
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素粒子の複合的構造の解明は, 強い相互作用を行なう素粒子(hadron)の質量準位など静的現象の分析を通じ一定の進展をしてきた. その中で, hadronが3個の基本粒子から構成されているということが浮きぼりにされてきた. しかし基本粒子がどのような属性と力学に従うかは明確でなく, 今後の課題として残されている. その新しい側面からの手掛りを与えるものとして高エネルギー素粒子反応が注目されている. 高エネルギー反応に対してはこれまで主としてRegge振幅による現像論的分析が進められてきて, 一定の成功を収めている. そして実験が多様豊富になるに従って, 高エネルギー反応の複合模型による把握も行なわれるようになり, 最近は基本粒子の組替えという描像を通じて, Regge理論との結びつきが出てきている. ここでは以上のような経過にもふれながら, 基本粒子の組替えによる高エネルギー反応の把握に焦点を合わせる.
- 1970-10-05
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