X線で見る界面の原子配列
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概要
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前世紀末のX線の発見から始まるX線による結晶の構造解析は, 今世紀の科学技術の発展に際し大きな原動力の1つであった. 3次元のバルク結晶の構造解析においては, DNAの二重らせん構造の解析に見られるように, その役割は決定的である. しかし, 固体の表面や界面など, 関わる原子の数がバルク結晶に比べ極端に少ない2次元の系の原子構造については, X線による構造解析はX線源の輝度が低いために困難と思われてきた. ところが最近では, 高輝度のX線であるシンクロトロン放射光を用いて, これらの原子構造についても盛んに研究が行われている. ここでは応用上でも重要な半導体の界面についてX線を用いた研究を紹介する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1999-09-05
著者
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