幼児の有酸素的作業能に関する研究(1)
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概要
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5〜6才の園児,男子46名,女子39名,合計85名を対象として,グランド走による最大酸素摂取量の測定を中心として,25メートル走,50メートル走,立巾眺,筋力及び5分走をも測定し,次のような結果を得た。l. 体重当りV^^・_<O_2> maxについてみると,男子は49.46ml/kg/min,女子は46.30ml/kg/minとなっており,そこには有意の性差がみられ,女子の男子に対する比率は93.6%であった。2.5分走においても男子が女子を有意差をもって凌駕していたが,1回目と2回目の測定値の相関をみると,男子r=.9044,女子ではr=.7757となり,再現性は男子が女子よりも高かった。3. 体垂当りV^^・_<O_2> maxと5分走の問には,男子ではr=.4170で有意の相関がみられたがが,女子ではr=0486で全く相関はみられなかった。4. 絶対値V^^・_<O_2> maxと体重の間には男子ではr=.8986,女子ではr=.5626でともに有意性がみられたが,男子は女子よりもかなり高い相関を示した。5. 絶対値V^^・_<O_2> max(l/min)の体垂(kg)に対する回帰直線をみると,男子ではy^^^ = .051x-.025,女子ではy^^^=.024x+.408となっており,両者の交点は体重16.04kgにあり,男子は女子の2.1倍という勾配の大きさであった。
- 1975-06-01
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