北京の王府における清末以後の機能変化
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概要
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本研究は歴史的都市北京における現在の都市構造を分析するため,酒代において内城に立地していた旧王府の清末以後の機能変化を明らかにすることを目的としている。王府は清朝王侯貴族の邸宅で,それらは清末の近代化の時期には公的施設により再利用され,さらに,民国以後は清朝の王侯貴族の没落により,近代的土地利用を提供することになった。日本の旧城下町においても,近代以後,城郭周辺の上級侍屋敷が同様の変化をみせたが,北京の王府の場合には内城に分散的に立地しており,このことが,王府の位置,規模などによる機能変化に差異を生ずることとなった。本稿では文献資料,古地図,および,現地調査の結果に基づき,清末以後の変化と現状について類型化して説明した。
- 弘前大学の論文
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