災害後の心理的変化と対処方法 : 阪神・淡路大震災6か月後の調査
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The purpose of this research was to examine the psychological states of the victims of the Hanshin-Awaji Earthquake (January 17, 1995) six months after. Assessment was made using a questionnaire consisting of PTSD (Posttraumatic Stress Disorder) items from DSM-IV, items on emotional and behavioral coping and those on life stance and disaster consciousness. The results were as follows : (a) "Loss of houses" and "fear of death" had a great psychological impact. (b) "Attachment to family members" and "cognitive control" were exercised very frequently as psychological means to cope with and overcome post-traumatic states. "Talking-through" was also used very frequently and would be effective as behavioral means. (c) A large number of people accepted the earthquake as "a natural phenomenon". (d) As to changes of life stance three factors emerged, i.e., an awareness of importance of maintaining usual life, a sense of helplessness and a pleasure-oriented attitude.
- 日本教育心理学会の論文
- 1997-03-30
著者
-
山田 典子
関西学院大学文学研究科
-
山田 典子
関西学院大学大学院研究科研究員
-
中村 義行
仏教大学
-
中村 義行
関西学院大学文学研究科
-
乾原 正
関西学院大学文学研究科
-
乾原 正
関西学院大学文学部
-
日下 菜穂子
関西学院大学文学研究科
-
日下 菜穂子
関西福祉科学大学社会福祉学部
-
乾原 正
関西学院大学大学院文学研究科
-
日下 菜穂子
関西学院大学
関連論文
- 自分史を書いた人の生活満足感と個体の発達
- 心理学的視点からみた自分史 : 語りとアイデンティティ
- 「書く」行為の心理的意味について : 人は書くことによって何を得るか
- 高齢期における回想機能の分類
- 職業経歴とライフ・イベント : 自分史を資料として
- 大学における教科保健体育への期待度 : 学生・職員・教員を対象としたアンケート調査報告
- PB19 きょうだい関係に関する研究 (1)
- リカレント教育と大学 : 本学教員の調査に基づく予備的考察
- 母親の「親性」に関する要因について
- 日本と中国の大学生にみる養育体験と信頼感の関連性
- 中学校教師のバーンアウトの因果関係について
- PF61 中学生の学業成績・運動能力と, 自己成長力への働きかけの頻度との関連
- PB16 職業的アイデンティティについての一考察 : 小学校教師対象の調査結果から
- PA102 教師のバーンアウトと教師効力感の関係について
- PA17 母親の分離不安の構造と母親の愛着との関連性
- PA37 学級経営ストレスと教師バーンアウトの関係について
- PA35 異文化にみる大学生の不安に関する要因 : 知識発見法による分析
- 母親の胎児及び新生児への愛着の関連性と愛着に及ぼす要因 : 知識発見法による分析
- 出生前と出生後の子どもに対する愛着の関連性と愛着に及ぼす要因 : 知識発見法による分析
- PA19 母親の胎児・新生児への愛着に及ぼす要因 : 知識発見法による分析
- 知識発見法による青年期の不安データの解析
- 知識発見法による青年期の不安データの解析
- 発達 K-5 幼児の感情的視点取得としつけとの関連 : 向社会的な場面において
- 日本・中国の青年期にみる不安と両親の養育態度との関連性について : STAIとPBIの各因子による共分散構造分析からの考察
- 青年期の不安とその起源に関する研究
- 災害後の心理的変化と対処方法 : 阪神・淡路大震災6か月後の調査
- 青年期の不安とその起源に関する研究
- PD21 母親の感情と養育態度との関連について(発達,ポスター発表D)
- 719 Cognitive Complexityに関する研究(I) : Complexity PreferenceとOpenness,R-S次元について(測定・評価3,測定・評価)
- 718 ロールシャッハテストによる創造性の研究(測定・評価3,研究発表)
- 大学生の自我発達上の危機状態と指尖脈波との関連性を検証する
- 804 Psychological Modernity Scaleに関する研究 : 信頼性、妥当性について(測定・評価1,研究発表)
- 老年期における余暇活動の型と生活満足度・心理社会的発達の関連
- 大学生の授業評価における履修動機と成果の分析
- PE59 授業評価による大学生の履修動機と成果の分析
- 保育所における統合保育の実態 : 兵庫県A市での実践から
- セルフコントロールによる援助的接近の試み : 学生及び発達遅滞幼児の母親に対してself-monitoringを用いた実践的取り組み
- 痴呆の重度化に対応した行動評価尺度の作成 : MS式日常生活行動チェックリストの改訂
- 高齢者用人格検査としてのPAAMの妥当性についての研究
- PAAMによる高齢者の人格特性の研究
- 人格 6-1 青年期の不安と母子関係について
- 学生生活の学年変化に関する研究(II) : 第3回・第4回カレッジ・コミュニティ調査資料の比較分析
- 親業に関する認知尺度作成の試み? : 確認的因子分析によるKGPSSの検討
- 発達 10-PA13 親業に関する認知尺度作成の試み2
- P2120 青年期の自己概念発達に関する研究 : 自己概念尺度及び所属感尺度作成の試み
- P2043 親業に関する認知尺度作成の試み : Parent Satisfaction Scaleについて
- 親業に関する認知尺度作成の試みII : Parent Satisfaction Scaleについて
- 発達2007 母子関係の顕在化にかかわるプロセスモデルの検討 (I)
- 402 大学洋上セミナー参加学生の集団順応性について : 時間経過にともなうP-Fスタディの検討(人格(1),口頭発表)
- 低出生体重児の予後追跡的研究
- 278 自我同一性とライフスタイル(発達10,研究発表)
- 719 自我同一性の発達的研究(測定・評価3,研究発表)
- 706 職業適性検査の年令的変化に関する一研究(7 産業)
- 409 テスト像より見たる母子関係(1) : 吃音児の場合(9.家族関係,日本教育心理学会第5回総会部門別研究発表要旨・討論の概要)
- 705 職業適正検査の年令的変化に関する一研究
- テスト像よりみた吃児の母子関係 : ソンディ・テストによる
- 知能優秀児のパースナリティ特性に関する一実験的研究 : ロルシャッハ法による(大伴茂教授退任記念号)
- P2153 PAAMによる施設入居老人の適応に関する研究 1