Duchenne型進行性筋ジストロフィー症(DMD)における筋障害の進行過程 : CTスキャンによる定量的評価
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概要
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1)CTスキャンにより筋障害を評価するための新たな定量的評価法を考案し, その信頼性, 再現性を確認した上で, 年齢別の正常値を報告した. 2)本方法により, DMD71例を対象に下肢の筋障害の進行過程を検討し, 以下の結果を得た. (1)障害度stageの進行とともに, 各筋群で筋線維部分の減少と脂肪置換の進行が認められたが, その程度は筋群により差があった。 (2)筋障害の進み方には一定の順序があり, 下腿では腓骨筋, 腓腹筋→前脛骨筋→ヒラメ筋→後脛骨筋の順で, 大腿では大腿ニ頭筋→内転筋群, 大腿四頭筋→半腱様筋, 半膜様筋→縫工筋、薄筋の順に進む傾向が認められた.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1989-05-18
著者
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