痙性斜頸に対するEMG-生体フィードバック治療
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概要
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痙性斜頸の患者に収縮の強い頸筋の表面電図を見せ, 筋電図の電位が低くなり音が小さくなれば, 筋の緊張がとれ, 正面を向くことができるようになると話し, 坐位で改善すれば立位で, 立位で改善すれば, 足踏みをさせて行うというEMG-生体フィードバック治療を施行した.患者は18名で, 結果は著効10例, 軽減3例, 無効5例であった.斜頸の程度では, 高度および中等度15例中, 著効10例, 軽減3例で, 斜頸の強い例に改善傾向がみられた.多くの患者は, 家庭や職場, 人間関係や生活歴などに問題をかかえており, 斜頸の原因として心因が関与していると考えられ, それらの問題を解決しつつ, 訓練をすることが大切であると思われた.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1987-01-18
著者
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