脳卒中患者の障害受容(克服)と希死念慮

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概要

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障害の受容過程については,多くの報告がある.そして,障害の受容過程がほとんどの患者にあると考えられている.しかし,近年,障害の受容過程を従来通りに考えてよいのかどうか,疑問視されてきている.また,脳卒中患者では受容期までいたるのは少ないともいわれている.さらに,障害受容の経過に当てはまらない患者も多く,障害受容の理論的枠組みを見直すべきであるという考えもある.しかし,系統的に脳卒中患者の障害の受容過程を調べた報告は少ない.筆者らは脳卒中の外来通院患者患者50例について調査した結果,障害の受容過程は,人それぞれによって受け止め方の違いはあるにせよ,障害の受容(克服)過程があると考えられた.また障害を受容していく過程で希死念慮を抱くことがあり,その克服要因についても検討したので報告する.
2003-08-18

著者

岡本五十雄
勤医協札幌丘珠病院リハビリテーション科

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