都市情報システムへの調整支援機能の導入に関する基礎的研究 : 概念設計と導入可能性

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概要

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地方公共団体で現在導入が進められているLAN等の統合型情報システムを関係部局間の調整作業に活用し、総合行政を実現することが課題となっている。都市行政は、多様なニーズに適切に対処し、合理的な都市整備を進めるため、関係部局間の十分な調整が特に求められている分野である。庁内LANを都市行政に活用しようとする都市情報システムは、地図情報システムの基礎の上に構築され、機能的にはグラフィックス端末上での地図の重ね合わせによる各課の情報の可視的な相互比較を可能とするものであり、この特性は調整要因の抽出・検索等、調整作業への情報システムの活用を具体的に検討する上でのモデルとして注目される。そこで本研究では、都市情報システムを取り上げて、調整支援機能に関して具体的なコンセプトを提案し、これを基にヒアリング・アンケート調査による現場担当官への意識調査を行い、その導入に必要な機能及び制度上の問題を考察した。
1991-09-20

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