タバコにおける少わき芽品種の育成に関する研究 : I.わき芽発生特性の品種間差異
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概要
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タバコの黄色品種および日本の在来品種合計130品種を用いて,わき芽発生特性の品種問差異を調査した。調査形質はground sucker(生育初期から中期までに下位節に発生するわき芽)の数と乾重,upstalk sucker(摘心後上位節に発生するわき芽)の数と乾重の4形質である。groundgsuckerの数は,個体あたり0.3から8.5本,乾重では0.10から8.42g,upstalk suckerの数は個体あたり2.1から10.7本,乾重では0.62から23.47gのそれぞれ変異がみられた。ground suckerの発生量の多いのは松川種内の各品種,Perevi,MCなど30品種,少ないのはBY 103,Virginia 115,白遠州他28品種であった。spstalk suckerの数および乾重とも多いのはCash,Consolation 402,Perevi他3品種,少ないのは大だるまVirginia 115,BY 101他8品種であった。調査4形質問の品種間相関はいずれも有意であった。分散分析表から求めた遺伝率はground suckerの数で0.784,乾重で0.873,upstalk suckerの数で0.732,乾重で0,676であった。
- 日本育種学会の論文
- 1981-12-01
著者
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