経済活動が都市温度に及ぼす影響 : 名古屋市を例として
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概要
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名古屋市とその郊外の気温を比較することにより名古屋市の気温の実況および都市化の影響を調べた. その結果次のことが分かった. 名古屋市の最高気温は最近20年間では約0.3℃/10年の割合で上昇している. 最低気温は最近20年間に約0.6℃/10年の割合で上昇しており, そのうち自然の気候変化によるものは約0.2℃/10年, 都市化の影響によるものは約0.4℃/10年と推定される. 1950年代を基準にすると名古屋市とその郊外の最低気温の差は夏が約1.2℃, その他の季節は約1.5℃拡大している. また名古屋市の都市温度は好景気期には高くなり, 景気後退期には低くなる傾向が見られた.
- 社団法人日本気象学会の論文
- 1997-09-30
著者
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