イネ種子の2次休眠誘導に関する吸水時低温処理条件について
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概要
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低温で誘導されるイネ種子の2次休眠性について,2次休眠の誘導に関する温度条件および穎さらに果皮と種皮の役割を検討するとともに,2次休眠形成能を有する品種の検索を行った. 誘導に関する温度条件および穎さらに果皮と種皮の役割の検討には,インド型品種「Kasalath」を用いた.また,2次休眠が誘導される品種の検索には,小高ら(1989)によって低温発芽性が極めて低いと評価された品種の中から,外国品種を主とした81品種を供試した.各材料を温室内で生育させ,短日処理によって出穂を揃え,豊熟条件の斉一化に努めた.25℃以上の温度条件下で40日間豊熟させた後,採種した.採種した種子を乾燥して室温下デシケーター内で1か月間保存した.すべての種子について,各試験前に25℃,7日間処理によって1次休眠の覚醒を確認した.
- 日本育種学会の論文
- 1996-09-01
著者
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