西アフリカにおける降水帯の変動 : 1990年までの更新
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概要
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熱帯西アフリカの5゜W-5゜Eの経度帯において、1993年までの4゜N-19゜Nの緯度1度ごとの降水量データを利用し、1919-1990年、7-9月における西アフリカの降水帯の指標、すなわち、その重心の緯度と降水帯全域の総降水量をもとめた。1980-1984年のサヘルの干ばつは、おもに降水帯全域の対流活動の弱まりと関係しており、降水帯の南下は二次的な要因である。1988-1989年には、降水帯の位置、総降水量がともに平年並にもどり、サヘルの降水量の増加をもたらした。1980年代後半の降水量の増加は、西アフリカ全域で見られるが、サヘルよりもサヘル以南で顕著であった。
- 社団法人日本気象学会の論文
- 1995-04-25
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