草地の植生改良に関する研究 : 第 2 報牧草地における青刈ヒエの導入について
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概要
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以上の結果を総括すると次のようである。1.混播牧草地に対し、夏季の不良環境条件によって生ずる減収を防止するために青刈ヒエの導入効果は極めて顕著であった。従って牧草地の土地利用効率など、畜産経営に対する経済的関連性が大きいものと考えられる。2.青刈ヒエの生育は非常に旺盛なため、播種量の多い場合は牧草類の植生が強く衰退する傾向も考えられるので播種密度の適正化などについては今後の試験によって明らかにしたい。3.播種法は、全面撒播を行なったが、面積の拡大化にともない機械利用と省力化を前提とすれば、等間隔帯状播種を実施するのが効果的と思われる。
- 日本作物学会の論文
- 1970-11-30
著者
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