草地の植生改良に関する研究 : 第 1 報放牧地における青刈ヒエの導入について
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概要
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輪換放牧地における優占草種(ササ)の利用が開花で不可能となった場合、その放牧地の生産量の低下を防ぎ、放牧期間の計画的維持を目的とした、省力的な青刈ヒエの導入による効果は次のようである。1.放牧草地の採食不足量93.75t (25頭2.5カ月分)は、約82aの青刈ヒエを導入することによって極めて省力的に不足量を補足することが可能であった。2.試験結果のように、6月11日播種では、播種後35日で4, 600kg(kg/10a)の生産量に達することから、輪換放牧地の集約利用を計画する場合は、5月、6月、7月、8月(上旬)の間に4回播種し採草利用が可能で、省力的青刈作物としてヒエの価値は非常に高いものと考えられる。
- 日本作物学会の論文
- 1970-11-30
著者
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