有害な半湿性雑草の薬剤駆除後の不耕起草地改良試験 : 滝上牧場における青刈ヒエの導入について
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概要
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以上の試験結果を総括すると次のようである。1.供試地における高位生産を前提とする青刈ヒエの播種適期は、試験結果の2区では細部にわたる究明には不備な点もあるが、生育、収量の状態から検討すると、7月9日以降の播種では、生育日数が短かくなって収量に対する影響が大きい。2.荒蕪地の害草駆除後、引続き短期間に草地化するための青刈ヒエ導入の価値は高く、6月24日播種区のように10a当り6, 800kgの収量値は、まず省力的な高位生産量であると思われる。3.山間地、高冷地帯において、土地条件と結びつく畜産経営の立場からみても、青刈ヒエは短期青刈作物として良質な粗飼料確保において有利な栽培的特性が多いものと考えられる。
- 日本作物学会の論文
- 1970-07-31
著者
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