晩生水稲における光中断効果 (その2)
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概要
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(1) 晩生水稲における赤色光による光中断は、短時間強い光を照射するより、弱い光の長時間照射の方が有効である。(2) 15時間の長夜、5〜10μW/(cm)^2以上の赤色光を連続照射すると花成は阻害されるが、2μW/(cm)^2以下では暗期と等しく花成阻害は見られない。(3) 光中断効果の有効な時期程、暗黒をより必要とする時期でもある。(4) 暗期が十分長い場合、その初期に光中断効果が殆ど認められないのは、暗期の初期反応が光に対して感受性が低いことと共に光照射後、花成誘導に十分な長さの暗期が存在することも関係しているようである。
- 日本作物学会の論文
- 1970-03-31
著者
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