保育における「臨床知」を問う
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概要
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近年、教育における「臨床研究」が盛んにすすめられている。本学会においても「臨床教育学の動向と課題」をテーマとして、教育学における「臨床知」の問題が様々な角度から論議されて来た。より複雑化する子どもや学校の現状を前に、教育学は、旧来の認識枠を越えた「臨床知」が求められている。こうした状況は、保育の領域においても同様である。むしろ、「実践の学」として、その独自性を強調し、「臨床的」に子どもと関わることの意見を主張して来た保育の領域こそ、今「臨床知」を問うべきであろう。本ラウンドテーブルでは、保育における臨床研究の意味を確認しつつ、「保育臨床研究」の課題を、参加者と共に議論し、今後の保育学研究の可能性を、見い出す契機としたい。
- 2003-08-20
著者
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