1955年秋の水稲登熟期の青枯現象について
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概要
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青枯現象は1955年秋,新聞紙上に「奇病」「青枯病」「立枯病」としてしばしば報ぜられ,大豊作の夢も破れるかと一部農家に不安を与えた。丁度九月末から十月上旬にかけて稲は落水期に入り,最後の仕上げを急ぐ時であった。また枯れ方が〓虫,ウンカ,小粒菌核病その他既知の病虫害によるものと完全には一致しないため,この原因について早急には定説を褐られず騒ぎを大きくした様である。この報告は筆者らの調査を(***)基礎とし,九州各県農試,兵庫県農試及び東海近畿農試の報告を参照したものである。この報告から直ちに結論を得ることは出来ないのであって,実験的研究をまたなくてはならない。
- 日本作物学会の論文
著者
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和田 学
九州農業試験場
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阿部 新一
九州農業試験場
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波津久 文芳
九州農業試験場
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瀬古 秀生
九州農業試験場
-
吉岡 寿満二
九州農業試験場
-
吉岡 寿満二
九州農薬試験場
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波津久 文芳
大分県農業試験場宇佐分場
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