甘しょ多収穫栽培の解析的研究 : 第II報多収畑および普通畑における理化学的諸性質について
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概要
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火山灰土壌は保水力は大きいが土壌の実容積が著しく小さいため単位容積あたりの有効水分量はさほど大きくないとされている^<3)>。現地多収畑は部内普通畑上りも液相率が全生育期間を通じて非常に高くなっており,しかも固相率が低いため,土壌通気も良好とみられ,また土壌硬度の低い点などからみて甘しょの肥大に適した土壌条件であると推察される。さらに現地多収畑は長年にわたる堆厩肥の多量施用とK_2Oを生育中期(8月中旬)に追肥することによって,甘しょの生育期間を通じて持続的なNとK_2Oを植物体に供給し,乾物生産量の増大とその塊根への分配率を高く保持しているものと考えられる^<4)>。
- 日本作物学会の論文
- 1967-12-10
著者
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