苧麻の選抜方法に関する研究 : 第2報系統選抜について
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概要
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本会報第13号に於て「個体選抜について」述べたように,早期に選抜する方法の研究を進めているが,個体選抜の次の段階である系統の選抜方法について結論を得たので報告する。従来行なわれていた系統選抜の方法について概要を述べると,個体選抜で選抜された個体は株を堀り上げて12〜15cmに切った吸枝を各個体3.3?^2当り24本宛反復なしで植付けて系統選抜試験を開始する。系統翠抜試験を3〜5年で終了し,選抜された系統は再び堀り上げて反復数を3回とし,系統選抜と同様に植付けて生検予備試験を行う。生検予備試験を3〜5年で終り生産力本検定に移るら本報告では主として系統選抜試験と生検予備試験に於ける選抜方法について述べる。なお,苧麻は栄養繁殖によって栽培されるので品種育成の場合,米麦の如く世代をくりかえして固定する必要はなく,雑種第1代の個体がそのまま系統となっている。
- 日本作物学会の論文
- 1959-12-08
著者
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