鹿児島県本土におけるさとうきび栽培に関する研究 : 第1報春植の植付時期について
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概要
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鹿児島県本土におけるさとうきびの栽培は文政8年導入された事実があるが最近では県内の温暖地帯で白家製糖用,生茎販売用として,約50haが栽培されていた。近年甘味資源の自給化対策に伴って,垂水市,枕崎市を中心に企業化を前提とした栽培を試みているが,本土での栽培は冬期低温のため地域的な限界は勿論,その栽培法も奄美大島・種子島等とかなりの相違がある事と予想される。本土における従来の型は春植および株当の栽培が多いが,技術的にも幼稚でありその収量も極めて少ない。近年台湾・沖縄・奄美大島で効果をあげている夏植の栽培も検討の必要はあるが当面の問題として,春植の収量の向上を計る一つの手段として春植の植付時期および催芽苗の利用について試験し,結果を得たのでここに報告し諸氏の御批判をあおぎたい。
- 日本作物学会の論文
- 1963-06-20
著者
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