イネのモチウルチ性ヘテロ個体からのモチウルチ性ヘテロ粒の選抜
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概要
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モチウルチ性に関してヘテロのイネの玄米胚乳は遺伝子型によって, 胚乳透明度が異り, 表現型値は(W^+_×W^+_×W^+_×)が最も高い値をとり, (W^+_×W^+_×W_×), (W_×W_×W^+_×), (W_×W_×W_×)とW_×遺伝子が加わるに従い低い値をとると考えられた.玄米の胚乳透明度の表現型値には幅があるため胚乳の遺伝子型を確実に分類することはできないが, 玄米の胚乳透明度の低いウルチ粒を選ぶことで, 胚の遺伝子型についてヘテロ粒を選抜することは可能であった.粒厚によるふるいで小粒を除いたあと粒形のゆがんだ粒を除くという、粒の選別によって, 選抜の精度は向上した.これらのことを利用することによってモチウルチ性に関してヘテロで世代を送ることができると考えられた.
- 日本作物学会の論文
- 1990-02-28
著者
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