水稲の分げつ力の発育形態学的解析
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概要
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イネの多収性に対して, 品種特性としての「分げつ力」は大きな効果をもっている。一般に分げつ力は, 分げつ数ひいては穂数によって評価されている。これに対して片山は, 穂の大小と関連づけて分げつ数の構成内容も明らかにすべきだとして, 分げつの増加形式を解析した。しかしその結論は, 実際の分げつ形成能力を過少に評価したものであることが分った。それで新たに見い出した分げつ停止の規則性に基づいて, 実際に則した分げつの増加形式を解明した。本報では, この形式と分げつ数の品種間差異との関係を解析し, 分げつ力の内容を考察するとともに分げつ力の合理的な評価指標の探索を試みた。
- 日本作物学会の論文
- 1985-03-31
著者
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