Arbuscular菌根菌の接種がネギ(Allium fistulosum L.)の生育とリン吸収に及ぼす影響
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概要
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A pot experiment was carried out in order to investigate the effect of inoculation of three arbuscular mycorrhizal fungus, Glomus mosseae GERDEMANN & TRAPPE, Glomus caledonium TRAPPE & GERDEMANN and Glomus fasciculatum WALKER and KOSKE and the application of phosphate on phosphorus uptake and growth o Welsh onion (Allium fistulosum L.) in Andosol. The arbuscular mycorrhizal infection rate, phosphorus concentration, and dry weght of shoots were determind. The infection rate with arbuscular mycorrhizal fungi was higher in plants inoculated with G. fasciculatum than those inoculated with other fungi at all P levels (0 (P0), 218(P1) and 436 (P2) mg P pot^<-1>). Infection was highest at the P0 level and decreased with phosphate application to soil. The P concentration in shoots was higher in plants inoculated with G. fasciculatum than in those inoculated with other fungi or in plants without fungi at all P levels. The shoot dry weight was higher inplants in oculated with G. fasciculatum than in those inoculated with other fungi at all P levels. The shoot dry weight of plants inoculated with G. fasciculatum at the P1 level was similar to that of non-inoculated plants at the P2 level. It is suggested thet selection of suitable fungal species and optimal phosphate application are important for improvement of growth using arbuscular mycorrhiza, because species differences in the rate of infection, increase P uptake, and growth have been observd at each P level.
- 社団法人日本土壌肥料学会の論文
- 1996-06-05
著者
-
俵谷 圭太郎
山形大学農学部
-
鈴木 源士
出光興産開発研究所
-
我妻 忠雄
山形大学農学部生物資源学科生物資源利用化学講座
-
我妻 忠雄
山形大学農学部
-
我妻 忠雄
山形大学農学部生物生産学科
-
木根淵 高秋
山形大学農学部
-
渡辺 重樹
山形大学農学部
-
我妻 忠雄
山形大学農学部植物栄養学・土壌学研究室
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