5 ヒト歯肉癌および上咽頭癌異種移植系にみられる悪性度とサイトケラチンの発現
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概要
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癌細胞におけるサイトケラチン(CK)発現様式の検索は, 癌の悪性度の判定や癌患者に対する治療方針の策定に有用な指針を与えるものと考えられている. しかし, ヒト歯肉や頭頸部原発癌のCK発現についての従前からの報告は, 2〜3のCK分子種に限定した免疫組織化学的検索がほとんどであり, 生化学的に検索した報告はきわめて少ない. 本研究では, 臨床的健全歯肉, ヒト歯肉高分化型扁平上皮癌ヌードマウス移植系(GK-1)および上咽頭低分化型癌ヌードマウス移植系(KB-N)で発現されるCKを免疫組織化学的および生化学的に検索し, ヒト頭頸部原発癌の悪性度とCK発現様式との関連性について検討を加えた.
- 大阪歯科学会の論文
- 1997-03-25
著者
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