チャバネゴキブリにおけるピレスロイド抵抗性の遺伝
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概要
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主としてKDRタイプのメカニズムによってもたらされるチャバネゴキブリのピレスロイド抵抗性の遺伝について調べた.S系, R系両親, その交雑によって得られるF_1.ならびに戻し交雑によって得られるB_1世代にフェンバレレートを局所施用し, 薬量-死亡率反応を観察した.S系, R系親の正逆交雑による二つのF_1世代のLD_<50>値はほとんど一致したので, 本種のピレスロイド抵抗性の遺伝は性連鎖していないことを示唆した.優性度(D)はおのおの-0.070と-0.025であり, 遺伝様式は不完全劣性であった.B_1世代の薬量-死亡率曲線は単一の主働遺伝子の場合に予想される線からずれていたが, これはR系に存在する複数の抵抗性メカニズムの影響を反映しているものと推察された.
- 日本農薬学会の論文
- 1994-08-20
著者
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本山 直樹
Laboratory of Pesticide Toxicology Graduate School of Horticulture, Chiba University
-
MAHMOOD Tariq
Laboratory of Pesticide Toxicology, Faculty of Horticulture, Chiba University
-
Mahmood Tariq
Laboratory Of Pesticide Toxicology Faculty Of Horticulture Chiba University Matsudo
-
Mahmood Tariq
Laboratory Of Pesticide Toxicology Faculty Of Horticulture Chiba University
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