Ethyl 5-(4, 6-dimethoxypyrimidin-2-ylcarbamoylsulfamoyl-1-methylpyrazole-4-carboxylate とその関連化合物の選択的除草活性
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概要
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Ethyl 5-(4, 6-dimethoxypyrimidin-2-ylcarbamoylsulfa-moyl-1-methylpyrazole-4-carboxylate (pyrazosulfuronethyl. Code No. NC-311, Sirius^[○!R])は日産化学工業(株)によって開発された新しい水田用除草剤である.近年, 低薬量で効果を示すスルホニルウレア系除草剤が研究され, 種々の化合物が開発されてきている.本研究では, ベンゼン環部分のさまざまなヘテロ環への変換を行なった結果, ピラゾール環を導入したピラゾールスルホニルウレア誘導体の中に高い除草活性を見いだした.そのなかで, pyrazosulfuron-ethylは水田用除草剤として高い活性を示し, 圃場試験においては20∿30g/haの低薬量でイネに害を及ぼすことなく, 多年生雑草を含めた広範囲の雑草に効果を示し, 実用性の高い水田用除草剤であることが確認された.これらの化合物の中間体として用いられたピラゾール-5-スルホンアミド誘導体は新規化合物であり, 新しく開発した3種類の合成法を用いることにより合成した.
- 日本農薬学会の論文
- 1990-11-20
著者
-
山本 進
日産化学
-
鈴木 宏一
日産化学生物科学研究所 農業化学品事業部
-
佐藤 敏明
日産化学生物科学研究所 農業化学品事業部
-
猪飼 隆
日産化学工業株式会社農薬事業部
-
山本 進
Central Research Institute, Nissan Chemical Ind., Ltd.
-
佐藤 敏明
Central Research Institute, Nissan Chemical Ind., Ltd.
-
岩沢 義博
Central Research Institute, Nissan Chemical Ind., Ltd.
-
鈴木 文夫
Central Research Institute, Nissan Chemical Ind., Ltd.
-
猪飼 隆
Shiraoka Research Station of Biological Science, Nissan Chemical Ind., Ltd.
-
鈴木 宏一
Shiraoka Research Station of Biological Science, Nissan Chemical Ind., Ltd.
-
縄巻 勤
Shiraoka Research Station of Biological Science, Nissan Chemical Ind., Ltd.
-
縄巻 勤
日産化学工業株式会社
-
岩沢 義博
Central Research Institute Nissan Chemical Ind. Ltd.
-
鈴木 文夫
Central Research Institute Nissan Chemical Ind. Ltd.
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