抗菌活性を有する 1-アシル-3-(3, 5-ジクロロフェニル)-2, 4-イミダゾリジンジオン類の定量的構造活性相関
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概要
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イミダゾリジン環の1位に種々のアシル基を有する52個の3-(3, 5-ジクロロフェニル)-2, 4-イミダゾリジンジオンの誘導体について, 寒天培地希釈法により, ナシ黒斑病菌(Alternaria kikuchiana)に対する抗菌活性を測定した.その構造活性相関を, π(疎水性), σ^*(電子的効果), E^c_s(立体的効果)等の物理化学的パラメータを用いて重回帰分析により解析した.その結果, 活性がアシル残基の置換基の疎水性および立体的かさ高さの両方に対し放物線的に関係すること, および置換基の電子供与性が増大するほど, 活性が大きくなることが明らかになった.また, アシル残基の置換基のα位における3級の枝分かれが活性にとって好ましくないということもわかった.
- 日本農薬学会の論文
- 1983-05-20
著者
-
藤浪 曄
Pesticides Research Laboratory Sumitomo Chemical Co. Ltd.
-
高山 千代蔵
School of Materials Science, Toyohashi University of Technology
-
藤浪 曄
Research Institute, Pesticides Division, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
桐野 修
Research Institute, Pesticides Division, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
加藤 寿郎
Research Institute, Pesticides Division, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
桐野 修
Pesticides Research Laboratory Takarazuka Research Center Sumitomo Chemical Co. Ltd.
-
加藤 寿郎
住友化学工業株式会社農業化学品管理室
-
高山 千代蔵
Agricultural Chemicals Research Laboratory Sumitomo Chemical Co. Ltd.
-
加藤 寿郎
住友化学工業
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