数種アルキルベンゼンスルホン酸塩, アルキル硫酸塩およびアルカンスルホン硫酸塩の TMV, CMV, CGMMV に対する防除効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
30数種の界面活性剤アルキルベンゼンスルホン酸塩, アルキル硫酸塩, アルカンスルホン酸塩のTMV, CMV, およびCGMMVに対する抗ウイルス性を調べた結果, 上記3グループの物質のうち, アルキルベンゼンスルホン酸塩の活性が高く, TMVに対するよりもCMV, CGMMVに対する活性が高いことが認められた.そのなかでもCMVに対し, オクチルベンゼンスルホン酸カルシウム塩, CGMMVに対し, デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩の活性が最も高いことが判明した.アルキル硫酸塩についてはデシル硫酸ナトリウムがCGMMVに対して最も高い活性を示した.アルカンスルホン酸ナトリウムは概して他の2グループの化合物に比べて活性が低い.分岐型ドデシルベンゼンスルホン酸塩の数種金属塩について調べたところ, 各種塩にはおのおのTMV, CMV, CGMMVに対する特異性に違いが認められた.
- 日本農薬学会の論文
- 1980-11-20
著者
-
黄 耿堂
理研
-
松沢 安秀
理研
-
渡部 忠一
東邦化学工業株式会社技術研究所
-
黄 耿堂
Fungicide Lab., The Institute of Physical and Chemical Research
-
松沢 安秀
Fungicide Lab., The Institute of Physical and Chemical Research
-
渡部 忠一
Fungicide Lab., The Institute of Physical and Chemical Research
-
見里 朝正
Fungicide Lab., The Institute of Physical and Chemical Research
関連論文
- 吹付接種の汁液伝染性ウイルス病防除薬剤の選抜試験への応用 : [1] TMVの接種試験に関する研究
- (260) ジチオカーバメイト系化合物およびチオフェン系化合物のイネいもち病に対する予防効果に及ぼす要因 (昭和60年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- (50) 1-メチルチオ-2-フェニルエチル-N, N-ジメチルジチオカーバメイトの生物活性に及ぼすいくつかの要因 (秋季関東部会講演要旨)
- (1) チオフェン系化合物の数種植物病害に対する防除効果 (夏季関東部会講演要旨)
- カチオン性界面活性剤のキュウリうどんこ病に対する作用
- Didodecyldimethylammonium bromide のイネいもち病菌に対する作用
- (175) 2, 4-dioxohexahydro-1,3,5-triazine (DHT) によるPVXの予防ならびに治療効果 (昭和59年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- (172) キュウリうどんこ病に対するフェロセン誘導体の防除効果および化学構造との関係 (昭和59年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- (26) 灰色かび病菌の等2次付着器形成過程における核の行動について (昭和58年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- 灰色かび病菌の第2次付着器形成時における核の行動
- 灰色かび病菌の第2次付着器形成に対するイノシンの誘導作用について
- (181) 長期冷凍保存した灰色かび病菌胞子の生理学的変化 (昭和57年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (178) 灰色かび病菌 Botrytis cinerea の第2次付着器形成に対するイノシンの促進作用に関する研究 (昭和57年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (178) 新抗生物質Botryticidinに関する研究 : (V) キュウリうどんこ病菌に対するBotryticidinの作用性 (昭和56年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (177) 新抗生物質Botryticidinに関する研究 : (IV) Botryticidin Aの生物活性および数種病害に対する防除効果 (昭和56年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (37) 数種うどんこ病菌の接種時における水分の影響 (昭和56年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- 灰色かび病菌のキュウリ葉感染過程に対する数種のプリン関連化合物の促進効果に関する形態学的研究
- キュウリ灰色かび病菌の発病に及ぼす核酸塩基関連化合物の促進効果
- 灰色かび病菌の感染における分生胞子融合の役割について
- ドデシルベンゼンスルホン酸塩の TMV 感染に対する阻害作用
- 数種アルキルベンゼンスルホン酸塩, アルキル硫酸塩およびアルカンスルホン硫酸塩の TMV, CMV, CGMMV に対する防除効果
- (49) 新微生物源殺菌剤, albopeptin のイネ紋枯病及び Rhizoctonia solani に対する作用 (昭和61年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- VIIIe Safety aspects of formulated products(VIII FORMULATION CHEMISTRY)
- 農薬製剤と界面活性剤 : 農薬の製剤と施用法 (2)
- 生理活性天然物質, 柴田承二編集, 医歯薬出版, 1978, 551 ページ, 7, 000 円
- マイオマイシンのキュウリ斑点性細菌病菌に対する生化学的作用
- (161) ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムのマイオマイシンの効果に対する影響 (昭和54年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- マイオマイシンの植物細菌病に対する効果
- (246) 植物細菌病に対するmyomycinの効果 (昭和53年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (98) 灰色かび病菌(Botrytis cinerea)の発病促進物質の作用機構について (昭和55年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (97) 灰色かび病菌(Botrytis cinerea)に対する数種核酸関連物質の発病促進効果 (昭和55年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (159) 数種植物病原糸状菌に対する枯草菌培養濾液の生物学的タイプ (昭和54年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- (94) 果汁液中に存在する灰色かび病の発病促進物質の検索 (昭和54年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- (93) 酵母抽出物中に存在する灰色かび病の発病促進物質の精製 (昭和54年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- (39) 灰色かび病菌B.cinerea Pers.の発病促進物質 (昭和52年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (154) Bacillus subtilisの生産する抗糸状菌物質 (平成元年度日本植物病理学大会講演要旨)
- プラスミン阻害活性を有するフラバノール系高度縮合型タンニンに関する研究(有機化学・天然物化学-生理活性物質(動物・その他)-)
- (127) 新しい微生物源抗菌性物質 tautomycin の灰色かび病及び Botrytis cincrea に対する作用性 (昭和62年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- A-5 中国産の一放線菌の生産する新抗生物質blebomycinおよびxanthostatinに関する研究(一般講演)(日本農芸化学会昭和61年度関東支部大会報告)
- (93) Phyllosticta sp. 菌の代謝毒素 Phyllostine および Phyllosinol の作用機作について (昭和46年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (132) 数種抗植物ウイルス物質のタバコ葉単細胞に対する作用について (昭和45年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (18) 新抗生物質 Duamycin の生物活性について (夏季関東部会講演要旨)
- カルコン系, クロメン系化合物のキュウリうどんこ病, 炭疽病に対する防除効果
- キュウリ灰色かび病の発病に及ぼす果実汁液の促進効果
- (75) 光照射によって形成された灰色かび病菌Botrytis cinerea分生胞子の生理活性について (昭和53年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (58) 灰色かび病菌(Botrytis cinerea)の感染時における分生胞子複合体の形成について (昭和55年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (263) 吹付接種による植物細菌病の発病試験および防除薬剤選抜試験への応用 (2) : タバコ野火病の発病試験 (昭和50年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (223) Phytolacca esculentaのアセトン沈澱区分の抗植物ウイルス作用について (昭和50年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (19) Phytolacca americanaカルス液体培養物による抗TMV効果 (夏季関東部会講演要旨)
- (231) 吹付接種による植物細菌病の発病試験および防除薬剤選抜試験への応用(1) : ハクサイ軟腐病の発病試験 (昭和49年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (152) 吹種付接種による汁液伝搬性ウイルスの感染および増殖抑制物質の選抜試験法 (II) : CMVおよびTuMVの接種試験 (昭和49年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (151) 局部病斑宿主に対する汁液伝染性ウイルスの吹付接種に関する研究(第1報) : TMV吹付接種条件の検討 (昭和49年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (200) 抗植物ウイルス剤に関する研究 : (第2報) Bihoromycin生産菌およびその物理化学的性質について (殺菌剤(昭和42年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- (199) 抗植物ウイルス剤に関する研究 : (第1報) Bihoromycinの抗ウイルス活性について (殺菌剤(昭和42年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- (186) 吹付接種による汁液伝搬性ウイルスの感染および増殖抑制物質の選抜試験法
- 吹付接種の汁液伝染性ウイルス病防除薬剤の選抜試験への応用. : II. CGMMVの接種試験に関する研究
- (208) ピリミジンおよびプテリジン系化合物の抗ウイルス性について (昭和46年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (127) アミノ酸関連物質による植物病害防除 : (第1報) アミノ酸誘導体によるイネいもち病に対する抵抗性増強作用 (昭和46年度日本植物病理学会大会講演要旨)