脱りん生石灰効率に及ぼす溶銑初期[Si]濃度の影響
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概要
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Synopsis: Hot metal dephosphorization slag is in the state in which solid and liquid coexist. However, in the previous reaction analysis, the contribution of solid phase is not taken into consideration in many cases because of the lack of thermodynamic and kinetic theory understanding. In this research, dephosphorization examination was conducted. In this examination the solid phase existing during the reaction was changed by changing initial concentration of Si in the hot metal. And relationship between type of solid phase in slag and dephosphorization efficiency was investigated. The results are summarized as follows: The range of Δ[Si] exists where dephosphorization efficiency is improved. The dephosphorization reaction in a solid and liquid coexistence slag is greatly influenced by the solid phase that precipitates in the slag. Dephosphorization efficiency improves in the 2CaO・SiO_2 crystallizing range. This improvement can be explained by concentration ofphosphorus in the solid phase.
- 社団法人日本鉄鋼協会の論文
著者
-
出本 庸司
新日本製鐵(株)鉄鋼研究所
-
北村 信也
新日本製鐵(株)鉄鋼研究所
-
佐々木 直人
新日本製鐵(株)環境・プロセス研究開発センター
-
内藤 憲一郎
新日本製鐵(株)大分技術研究部
-
内藤 憲一郎
新日鉄 大分技術研究部
-
内藤 憲一郎
新日本製鐵(株)環境・プロセス研究開発センター
-
出本 庸司
新日本製鐵(株)君津製鉄所
-
北村 信也
新日鐵住金ステンレス(株)
-
北村 信也
新日本製鐵(株) 鉄鋼研究所
-
北村 信也
新日本製鐵(株)光技術研究部
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