森林分布情報の特性と処理 : 森林の位置情報の把握
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
森林の分布に関する情報は, 広い-狭い, 複雑-あいまい, 変化する-動かない, 長い-短いというキーワード対で特徴づけることができる。日本においては森林簿と森林基本図でこういった森林情報を維持・管理してきたが, その内容は現実を十分に表しているとはいえず, 林野庁の報告書においても, 将来の国家森林資源調査ではGISやリモートセンシングを利用してモニタリング機能をもたせたものに変えてゆくよう提言されている.GISを森林に導入するためには, ベースとなる森林基本図を現実にあった正しいものに修正することが必要である.筆者らはこの目的のために, GPSを利用した森林境界測量が非常に有効であることを東京大学北海道演習林での実験を通じて示し, 本演習林において実用化を行った。また, それ自体が変化を続け, 境界が明確でなく連続的に変化する自然物を扱うための森林GISを開発する必要があることを示した.
- 日本情報地質学会の論文
- 1998-09-25
著者
関連論文
- 科学者倫理の確立に向けて声明表出に際しての会長談話, 声明「科学者の行動規範について」
- リモートセンシングとGISを利用したインドネシア東カリマンタン森林火災の被害評価
- 航空機MSSデータを利用した分光反射係数の推定
- エクスカーション写真アルバム(国際シンポジウム : 「生態環境保全と21世紀の森林経営」)
- 私は誰? ここはどこ? : GPSで位置を知る(シリーズ森をはかる その12)
- リモートセンシング : 森林は遠くにありて思うもの(シリーズ 森をはかる その8)
- 森林分布情報の特性と処理 : 森林の位置情報の把握
- 都市の発展段階をもとにした緑地環境区分手法の開発
- 朝日の森を対象とするGISを用いた森林機能評価と森林ゾーニング
- せめぎ合う開発と環境--リモートセンシングで見る東南アジアの環境 (特集 現場で語る地球の環境(第2回)アジアの農村で持続可能性を探る)
- 森林でGPSをもっと有効に使うために : 高感度GPS受信機の森林内における利用可能性
- 高地上分解能衛星データの効用と問題点
- 都市の発展段階をもとにした緑地環境区分手法の開発
- 森林資源調査におけるGPS利用の可能性 : ディファレンシャルGPS測位精度の比較(黒岩菊郎記念研究奨励賞受賞論文要旨)
- 森林資源調査におけるGPS利用の可能性 : ディファレンシャルGPS測位精度の比較
- GISとAHPを用いた間伐優先度の決定方法