肝硬変を合併した胃癌の手術における肝機能障害の検討(<特集>第32回日消外会総会シンポ : 肝障害と手術侵襲)
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概要
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昭和48年6月から昭和61年12月までの間に広島大学原医研外科において切除した胃癌症例は1097例である.そのうちの16例(1.5%)に肝硬変を認めており,これらの症例について,胃癌手術時における肝機能と手術侵襲について検討した.このような症例においては,肝硬変非合併症例よりも胃切除術時に出血量が増加しており,肝機能の面からも出血量に注意すべきである.そのためにはリンパ節郭清をある程度控え目にする必要があり,同時に大きな手術侵襲を加えるべきではない.肝機能についてはAlbumin,Cholin esteraseの低下している症例では術後の合併症に注意すべきである.また予後判定や手術に対する予備能に関しては,Childの分類が簡便でよいと考える.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
- 1989-04-01
著者
-
西山 正彦
広島大学原医研遺伝子診断
-
平井 敏弘
広島大学原医研腫瘍外科
-
佐伯 俊昭
広島大学原医研外科
-
服部 孝雄
広島大学原研外科
-
新本 稔
広島大学原医研外科
-
桐原 義昌
広島市立安佐市民病院外科
-
服部 孝雄
社会保険仲原病院外科
-
柳川 悦朗
広島大学原医研外科
-
地主 和人
広島大学原医研外科
-
高上 真一
広島大学原医研外科
-
桐原 義昌
広島大学原医研外科
-
桐原 義昌
広島市立安佐市民病院 外科
-
桐原 義昌
広島共立病院 外科
-
高上 真一
広島大学原爆放射能医学研究所外科
-
服部 孝雄
広島大学原爆放射能医学研究所
-
服部 孝雄
広島大学原医研外科
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