糖尿病合併消化器外科患者の栄養輸液管理 : アミノ酸代謝を中心として(<特集>第26回日消外総会シンポI : 消化器外科と糖尿病)
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概要
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糖尿病を合併した消化器外科患者の術後管理においても静脈栄養(TPN)管理が普遍化してきている.しかし,糖尿病患者の術後血糖管理は必ずしも容易とはいえず,そのために種々の工夫がなされている.われわれは,手術後のアミノ酸代謝を検討し,糖尿病患者では術後に筋蛋白異化が亢進し,分枝鎖アミノ酸(BCAA)を主としたアミノ酸が熱源として利用されていることを示唆する所見を得た.そこで,BCAA特にleucineの筋蛋白異化節約作用,alanineの熱源としての利用,およびleucineとarginineの内因性インスリン分泌促進作用に着目し,糖尿病患者の術後糖および窒素代謝の改善を目的とした新しいアミノ酸処方DMA-9を考案して臨床応用を開始した.そこで,本処方の考案に至った臨床的・実験的検討の結果,およびその臨床応用の一部について報告する.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
- 1986-04-01
著者
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上田 政和
慶応義塾大学外科
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阿部 令彦
慶応義塾大学外科
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上田 政和
慶応義塾大学 医学部外科学教室
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松井 淳一
慶応義塾大学 外科
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安藤 暢敏
慶応義塾大学外科
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遠藤 昌夫
慶応義塾大学医学部外科学教室
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田村 洋一郎
国病機構霞ヶ浦医療センター外科
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棚橋 達一郎
大和市立病院外科
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田村 洋一郎
国立霞ヶ浦病院外科
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菊池 嘉一郎
慶応義塾大学外科
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棚橋 達一郎
慶応義塾大学外科
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安藤 暢敏
慶応義塾大学 医学部外科
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阿部 令彦
慶応義塾大学医学部外科学教室
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