機械のネットワークモデルに基づく運動及び寸法に関する統一的規則の研究
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概要
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設計援助を目的とする汎用の機械設計システムを作成するためには, 次のことを行う必要がある.第一に, 機械一般に共通な性質に基づく機械表現の核となるモデルを導くこと, 第二に, 設計の各段階との対応を明確にしながら, モデル上に属性変数を系統的に表現し, それらを支配する規則をなるべく一般的な手法で抽出すること, 第三に, 得られた規則を基に設計援助のアルゴリズムを導くこと, である.本稿は, 上記第二の点に的を絞り, 基本設計の段階で重要な役割を果たす運動変数及び寸法変数の2種類の属性変数に注目し, それらを支配する統一的な規則を抽出する.その結果, 機械表現の核となる構造モデル上に上記の属性変数を表現し, モデルのもつネットワークとしての性質を生かすことによって, 構造条件式という統一的な概念を得る.更に, この構造条件式を用いた, 解析及び設計問題の定式化を行い, 寸法決定時に重要な役割を果たす寸法方程式の概念を導く.
- 公益社団法人精密工学会の論文
- 1982-06-05
著者
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