板カム輪郭フライス切削における工作物熱変形の適応制御
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概要
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本論文では, 板カム輪郭フライス切削において, 工作物熱変形に起因する形状誤差の減少を目的とした工具通路の実時間制御について述べる.板カム輪郭を求めた後, まず, 切削熱による工作物の温度上昇と熱変形の予測を有限要素法を用いて行う.次に, 切削加工を行うとき, ミニコンピュータを用いて, 加工条件などに依存する実際の工作物の温度上昇を実測し, 予測値とつき合わせて工作物の熱変形量を推定する.ミニコンピュータは, その熱変形量を考慮しながら工具通路を修正し, このミニコンピュータに直結された数値制御装置にNC指令を送る.この手法の有効性はいくつかの実験から明らかである.この場合, ミニコンピュータは大型時分割計算機の端局になっているが, 上記の手法を実現するための計算処理量の分配が, ミニコンピュータと大型計算機の間で効果的に行われるように配慮されている.
- 社団法人精密工学会の論文
- 1981-06-05
著者
-
難波 義治
中部大工
-
牧之内 三郎
大阪国際大学経営情報学部
-
難波 義治
大阪大学工学部
-
牧之内 三郎
大阪大学工学部
-
山県 敬一
大阪大工
-
山県 敬一
大阪大学工学部精密工学科
-
藤田 正道
大阪大学大学院
-
浦上 豊蔵
大阪大学大学院
-
山県 敬一
大阪大学工学部
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