実験データを併用する対話型構造解析システムの開発(第2報) : 解析計算の高速化
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概要
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本報は第1報で提案した構造特性の合成手法-ダイヤコプティクス-に基づく解析を, より高速で実行するための2種類の技法を述べたものである.提案する第1の技法は, 合成計算にあたり部分構造の高次モードを無視する近似解法で, 合成後の全体構造特性として比較的低次のモードだけを知りたい場合に有効である.提案する第2の方法は, 合成計算を構造内の変形を知りたい部分についてのみ実行する方法で, 工作機械の場合のように構造の外見的な変形状態あるいは特定点間の相互コンプライアンスのみを知りたい場合に有効である.この方法は計算される節点変位については厳密な値を与える.本報の計算例によれば, ダイヤコプティクスに上記2法を併用した場合, 通常の有限要素法による解析に比べ計算時間が約1/5にまで短縮される.
- 公益社団法人精密工学会の論文
- 1981-03-05
著者
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