計算機補正による数値制御工作機械の加工精度の向上(第2報) : 環境温度変化に対する誤差補正
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概要
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本研究は, 加工精度に大きな影響を与えている環境温度の変化による誤差を除き, 加工精度を向上させようとするものである。設計段階から熱変形に対する様々な対策を施したマシニングセンタが新たに作られたが, さらに厳しい環境条件下でも機械の持つ精度を十分発揮させるため, 環境温度が変化したときの誤差を予測し, 誤差を除くよう数値制御命令を変更するプログラムが開発された。環境温度変化による誤差は機械の温度分布から予測され, それは主軸の変位として置き換えられる.この方法により, 前報の幾何誤差補正とともに環境温度変化による誤差補正も可能なことが中ぐり・エンドミル加工による実験で確認された。
- 社団法人精密工学会の論文
- 1980-12-05
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